月に繭 地には果実 中(福井晴敏:幻冬舎文庫)

月に繭 地には果実〈中〉 (幻冬舎文庫)

月に繭 地には果実〈中〉 (幻冬舎文庫)

 登場人物が絞られている分、心理の深いところまで述べられているからTV版で分からなかったところまでよくわかる作品。
アグリッパやギンガナムの行動の原理が良く見えて、読んだあとTVを見返したくなったよ。
ディアナ様のウィルゲムとの恋愛は「なよ竹のかぐや姫」だったのか。
その分、割を食っているのはソシエ嬢だよなぁ。
結婚イベントもなく、メシェーのばあいは存在すらなし。
それに対してテテス・ハレは全然印象ない人物だったのにいい描かれ方をしてるよ。