アルスラーン戦記12 暗黒神殿(田中芳樹:光文社カッパ・ノベルス)
- 作者: 田中芳樹,丹野忍
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/12/07
- メディア: 新書
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何と奇跡の1年ぶりの新刊。
ちなみに1巻から初版の年月日を書いていくと
01巻:1986/08/25
02巻:1987/03/25
03巻:1987/09/25
04巻:1988/08/25
05巻:1989/03/05
06巻:1989/09/25
07巻:1990/03/25
08巻:1991/12/10
09巻:1992/07/20
10巻:1999/12/01
11巻:2005/09/25
12巻:2006/12/10
やはり9巻から10巻の7年以上、そして10巻から11巻の6年足らずの年月が信じる気持ちを失わせているのは確か。
今回の表紙は土星と火星がいるからイスファーンか、とすると後ろで怪物相手に奮戦してるのはクバート卿かな。
後ろの女性は髪の長さからエステルみたいだ。
今回の著者の言葉は前回よりもあっさり目で
作者をふくめて誰も想像しなかったことですが、昨年につづいて今年も新刊が出てしまいました。この分だと、来年も出てしまいそうです。まずいな。
今回、裏タイトルは「蛇王遅刻」と申します。「蛇王再臨」のはずでしたが、シリーズ構成のつごう上そうなりました。十六翼将の勢ぞろいは、何とぞ次巻までお待ちくださいますよう。以降は加速度的に××度を増しつつ完結へと向かう予定です。どうかお覚悟のほどを。
よく読むと皆殺しの田中の片鱗がちょっと覗かしているなぁ。まぁ十四翼将のはずが十六翼将に増えたときに増えた分はあとで減らせばいいと言った人だから覚悟しておかないと。
内容的に一番心に残ったのはヒルメスのご都合主義的権力の奪取の仕方かな。出来ればナバタイで数年過ごす展開が見たかった気がする。それにしてもミスルの人材の少なさは酷すぎるな。
イスファーンは作者が動かしやすいのかこの巻では便利に使われてた感じ。火星…
エステルの王都行きは結構予想外だったけど、十六翼将の最後の一人はルシタニア人なのかな。
読了に何か違和感を感じると思ったらあとがきがないよ。アルスラーンで一番楽しみな部分だったので楽しみ半減。